#6 実家にて

みずうさが小学校の頃、一度矯正相談に行った記憶があります。その時は、

「上唇が短いから、矯正してもまた歯が出てくるかも知れません。とりあえず全ての歯が替え変わってからまた考えましょう。」

的な事を言われ、そのまま矯正の話は忘れ去られていました。

 

 

淡い下心を抱きつつ、実家で矯正で悩んでいる事を打ち明けてみました。

 

「気にならへんよ。強みにしたらいいやん。」

「もう結婚もしてるんやし、そのお金家族のために使ったら?」

父の言うことは正論ではあったけれど、それができないから私はずっとずっと悩んでいるんだ。どんな思いでこの歯と過ごしてきたかは、当事者にしかわからない。私は間違っているのか?悔しい思いと共に、淡い期待は脆くも崩れ去りました…泣